2014年11月29日土曜日

ガールスカウト部門東京支部と『心の港』

 日本カトリックスカウト協議会ガールスカウト部門東京支部では、一年に二回ほど、スカウトとリーダーのための研修会を開催しています。
 2014928日、中学生と高校生・指導者のための研修会を行いました。今回は、講師にシルヴィーさんとステファニーさんをお招きしました。
 お二人は、フランスでガールスカウトの活動に参加していた経験をお持ちでしたので、参加したスカウト達にとって親近感を与えるものがありました。
  テーマは、『ボランティア』
 『心の港』のフィリピンでの活動ビデオを見せていただき、お二人の経験も話していただきました。スカウト達は、お話しを聴いてボランティアとは、支援物資や労働力、義援金を送ることだけではなく「助けを必要としている人々に寄り添う」という心のボランティアが在るということに気づくきっかけをいただきました。研修会は、祈りに始まり祈りの内に終わる会となりました。

 私達スタッフは、全国に在るカトリックスカウトの仲間達に心のボランティアが在るということを伝えて行きたいと思いました。感謝。




2014年11月28日金曜日

2周年のお祝い!

私が心の港の皆さんと出会ったきっかけは、2013年の夏、息子が祖母と散歩中に、シルヴィさんと出会ったことです。
息子は中度の発達障害(自閉症)ではあるけれど、外国の人や外国の食、文化にとても興味があり、散歩中にシルヴィさんに声をかけて、フランス語のあいさつを教えてもらったのです。その時シルヴィさんと一緒にいた日本語学校のお友達の、ベトナム人のカンさんにも息子はベトナム語でのあいさつを教えてもらいました。
これをきっかけに、私達と心の港の皆さんの交流が始まったのです。
みんなさんの活動は主に、あの2011、3、11によって被災された方々に寄り添うことや様々な困難の中で生活をしている人々に寄り添うことだということを知りました。そして、パソコンの動画で、他国の心の港の活動も見せていただきました。他国にくらいべると、日本は、豊かではあるかもしれません。でも、あの東日本大震災によって東北の沿岸部の多くは、大きな被害を受け、3年たった今もまだ、仮設住宅に住んでいたり、仕事の再建がうまくいかなかったり、困難な毎日の中にいる人も多くいます。
津波の直接的な被害を受けなくて、多くの人が心の被災にあったような感じもありますし、震災とは別に、物質的に豊かな日本だからこそ、人々が心の疲れを感じていることもあります。心の港のみなさんは、他の国から、こんな私たちの心に寄り添いたいと、かけつけてくれて、近くに住んでくれて、ことばや文化を学んで。。。彼女たちの優しさやあたたかさな心に私だけでなく多くの人が癒され、また勇気づけられていることと思います。
もうミッションが終って帰ってしまった肉じゃが好きのポーランドから来てくれたアンナさん、優しく話し方がなつかしく思うフランスからのチボさん、彼らが帰ってしまったときはさびしく思いましたが、ステファニさん、オロラさん、ベルニさんに出会い、また明るさが増しました。10月末からはマリさんという方がいらっしゃるのも楽しみです。
彼らの活動や学校からのつながりで、いろんな人に出会い、ベトナムのカンさんにはベトナムの料理を教えてもらったり、仙台に居ながらにして、世界が広がっていく。。。
私のささやかな毎日にあたたかい光をともしてくれる、心の港のみなさん!
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
二周年!おめでとうございます。


ご近所の 田中由香より

2014年11月10日月曜日

炊き出しボランティア


私はフランスから、ボランティアのために仙台に来ました。
毎月―回五橋公園での炊き出しに参加しています。

夜回りについて
私は日本語学校で勉強しています。曜日は学校終わってから、夜回りのために元寺小路教会へ行きます。
夜回りの準備の為、10人ぐらい教会の台所に集まります。一緒にホームレスの人のために「おにぎり」と「みそ汁」を作ります。初めて、料理を作ったとき全然わかりませんでしたが、ボランティアの人達は本当に親切な人です。料理の作り方を教えてくれて、助かりました。
料理を作り終わってから、一緒にご飯を食べます。私たちは友達になりました。その間は皆さんと話したり笑ったり本当に楽しです。8時からグループでいろいろな所へ行きます。例えば5人ぐらいで仙台駅の周辺、橋の下、公園などへ行きます。ホームレスの人達は待っていてくれます。時間があればホームレスの人と話します。例えば天気のこと、日常生活の話などをします。

炊き出しについて
土曜日の日は五橋公園で炊き出しをするので、元寺小路教会に集まります、「豚汁」「おにぎり」を作って持って行きます。洋服持って行きます。コーヒを飲みながらホームレスの人達とお話をします。
いつもいつも楽しいです。今度ぜひ来てください。ボランティアは必要です。一緒にボランティアをやりましょう。


シルヴィ

「心の港」を紹介します!!


1990年、ブラジルの大都市の中でも、最も貧しい地域で、ティリー神父と青年達によって始められた、この共同体は、Points-Coeur (フランス語)と名付けられた、その後、英語圏に入ってからはHeart's Home と呼ばれるようになりました。
2012年10月初め日本に到着した4人のメッバーは被災地、東北の中心に在る仙台に住みつき日本語学校に通い、4月からは、徐々に本来の活動を開始することでしょう。
「心の港」という名前は二通りの意味で、このグループにふさわしいと思われます。

1。イエス。マリア。ヨゼフがナザレの家で心を、一つにして暮らしていたようにむしろ未知の人々との個人的な出会いを通じて、淋しく孤立している人々に寄り添う心を大事にします。天の御父のみ手の中で成就する不思議な出会いの中でこそ、「心の港」という青年ボランテイア共同体の使命が輝き始めるのです。

2。港は仙台を始め、大小様々海沿いの町や村には、どこにでもあり、とても親しみ場名称だと思います。港は船を大海に送り出しました、長い航海を終えた船を迎え入れ、ゆっくりと休ませるという大事な役割を果たします。「母港」という言葉が示すように「港」には、母性愛の響きがあり「母なる教会」にも通じる「やさしさ」と「寛さ」の染み込んだイメージがありますので「心の港」という呼び名はこの共同体の名前としてとてもふさわしい、しかも味わい深い名前だと思います。
和歌山にて

塩田希